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今月の映画紹介2:日本猫が登場する映画 子猫の涙~ラストファイト~

猫種:日本猫

子猫の涙~ラストファイト~

日本猫が登場する『子猫の涙 ラストファイト スペシャル・エディション』 
発売日:発売中
発売元・販売元:角川映画
価格:¥4,935(税込)


STAFF& CAST
監督:森岡利行

出演: 武田真治 藤本七海 広末涼子 赤井英和 紺野まひる 山崎邦正 鈴木砂羽 喜味こいし 唐渡亮 黒川芽以 他

映画の猫度:1  猫度

猫と人間の関係:大家族の末っ子


 イントロダクション

昭和43年、メキシコオリンピックのボクシングバンタム級で銅メダルを獲得した伝説のボクサー、森岡栄治。日本中を沸かせ、ボクシング最後のメダリストとなった彼の栄光と挫折の人生、そして彼を取り巻く家族との愛と絆を描いた物語。監督・脚本は森岡栄治の甥であり、これまで『鬼火』など数多くの脚本や、監督作『問題のない私たち』などで多才ぶりを発揮してきた森岡利行。娘の拾ってきた日本猫の子猫とのかかわりで見せた一瞬の涙が、森岡の人生を表している。鍛えあげられた肉体で森岡栄治の十代から五十代までを演じたのは、ボクシングが趣味だという武田真治。物語の中心人物である娘には、関西弁が印象的な大阪出身の藤本七海。また、可愛らしいしたたかさと情の厚さをあわせ持つ栄治の愛人を広末涼子が演じている。

 ストーリー紹介

メキシコオリンピックのボクシングバンタム級で銅メダルを獲得した森岡栄治(武田真治)は、プロに転向するが、網膜はく離によって、引退を余儀なくされる。やがて森岡は、夜の仕事を始めるが、あるときヤクザの親分に紹介され、ボクシングジムの会長となる。だが、彼はいつまでもだらしない生活を続けていた。そんな中、森岡の妻・和江(紺野まひる)はとうとう家出をしてしまう。残された娘の治子(藤本七海)と治子が拾ってきた黒い日本猫、ハシゾウを残して…。そして、和江のいなくなった家に、森岡の愛人・裕子(広末涼子)がやってくるのだが--。

子猫の涙~ラストファイト~

子猫に出会えた時代

(C)KaterinaCherkashina - Fotolia.com

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今では猫とひと時を過ごしたいと思ったら、“ネコカフェ”が主流。猫を飼いたいと思ったら、捨て猫を探すよりもペットショップか、インターネットでチェックするのが当たり前。でも、少し昔、ノスタルジックという言葉が似合う昭和の時代には、ちょっと路地裏に入ればそこには猫がいたものです。そして、捨てられている猫を見かけると「かわいいわぁ~」と自ら家族になる人もいたことを、この映画を見ると思い出すことができます。とくに、主人公のボクサー森岡栄治(武田真治)の娘治子(藤本七海)が箱に入れられ捨てられている1匹の日本猫を拾って持ち帰ると、「大事にしたりやぁ」の一言で受け入れる母、そして「こいつの名前は橋蔵はどうやねん」とすんなり家族が受け入れるのは、なんともいえない昭和の家庭そのもののような気がしました。

昭和から平成になり、街が変わり、人間の生活が変わり、今では街角の猫達にエサを与えることが迷惑条例のひとつになっている場所もあります。また、昔は「猫は勝手気ままな生き物だから」と、ご近所を闊歩させるのが当たり前だったのに、今では「迷惑をかけないように」と犬同様に首輪にリードで散歩をさせている姿を眼にします。猫と人間が一緒に暮らしにくい生活になったんだなぁ~と改めて感じてしまいます。

そして、人が猫に優しかった時代には、人は人に対しても優しく、そして誰もが小さな夢を持って生きていたように感じました。


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