ペットライフ講座

子犬・子猫を迎えるとき、ペット飼育初心者のオーナーは多くの不安を抱えるものです。
そして、愛犬・愛猫は人間の何倍もの早さでグングン・スクスク成長し、最初の1年間で立派な大人の体になります。
この講座では、「食事管理」「健康管理」「日常管理」の3カテゴリーにわけて、子犬・子猫のライフステージに応じたお役立ち情報を公開していきます。

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生後12ヶ月までの子犬情報

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生後10~12ヶ月までの子犬の飼い主さんへ 3回目 健康 「犬と人獣共通感染症」

人獣共通感染症とは

 犬や猫をはじめとするさまざまな動物が家の中で飼育されるようになったため、動物から人間に感染する病気が認められています。人間と動物との間で自然にうつる病気のことを、「人獣共通感染症」と言います。
 人獣共通感染症はウィルスや細菌、原虫、寄生虫などによって起こりますが、そのなかでも犬を飼育するうえで飼い主が知っておきたい人獣共通感染症とその主な感染経路を紹介します。

  • 狂犬病(感染動物による咬傷から)
  • パスツレラ症(咬まれたり引っ掻かれたりした傷口から)
  • サルモネラ症(汚染した食品、水、食器などを介して口から)
  • Q熱(菌の吸引や汚染食品の飲食)
  • レプトスピラ症(傷口や飲食、飲み水を介して口から)
  • 犬ブルセラ病(傷口や口や鼻(吸引)から)
  • トキソプラズマ症(感染動物(豚や鶏)の生肉や感染猫の糞便から)
  • 白癬などの皮膚糸状菌症(接触感染)
  • 回虫症(手指が虫卵に汚染され、口から)
  • エキノコックス症(汚染された食物や川の水などを介して口から)

感染しないためには

 人獣共通感染症を発生させないためには、基本的に動物を健康に、清潔に飼うことが大切です。また、動物病院で犬の健康チェックをして、寄生虫がいないかどうかなども調べてもらいましょう。犬の排泄物はすぐに処理し、手洗いを十分に行ってください。食事を口うつしで与えない、同じベッドで寝ない、食器や食器洗い用スポンジなどをペットと共有にしない、健康管理が不明な犬には手を触れないなどを注意することも大切です。
 清潔かつ健康に育てていれば、病気を怖れて過敏になる必要はありません。しかし、人獣共通感染症を甘く見るのもよくありません。犬自身には症状が出なくても、人間には重度の障害を残す病気もあるため、節度のある飼い方が望まれます。

Dr.Hillsからのアドバイス

「狂犬病ワクチン」は必ず毎年打ちましょう

 日本では50年以上もわたって狂犬病の発生例が報告されていないため、その恐ろしさが風化しつつあります。しかし、世界では毎年多くの死者が出ています。2006年には、海外で感染後、日本で発症・死亡した例も2件あります。狂犬病は、犬や人間だけでなく、猫やハムスター、リスなど、人間の周りにいる動物にも感染するため、外国からさまざまな動物がペットとして輸入されている現在、狂犬病は過去の病気ではなくなってきています。
 ただ、幸いなことに、狂犬病は発症前なら100%ワクチンで予防できる病気です。犬の飼い主は毎年、犬に狂犬病のワクチン接種を行うことが法律で義務づけられています。愛犬の健康チェックをかねて必ず予防接種を行いましょう。
 また、Q熱などはダニによって媒介されるため、ダニの駆虫薬を投与しておくと安心です。さらに回虫などは、フィラリア症の薬と一緒に虫下しをしてくれる飲み薬もあります。ノミ・ダニなどの外部寄生虫や回虫などの内部寄生虫から愛犬を守っていれば、予防できる人獣共通感染症も多いので、その地域の獣医師と相談しながら定期的な寄生虫対策を行いましょう。

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10ヶ月~12ヵ月
1回目 健康 季節ごとの子犬の健康管理
2回目 健康 緊急時の対処法
3回目 健康 犬と人獣共通感染症
4回目 食事 成犬期を迎えるにあたって

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