ペットライフ講座

1歳のお誕生日を迎えたワンちゃんは、もう立派なオトナ。
心も体も充実して、安定した時期を迎えています。飼い主さんも、なにかと慌ただしかった子育ての時期を終えて、ホッとひと息、健康やしつけなどの知識も増えて、ワンちゃんとの暮らしを満喫していることでしょう。
この講座では、より楽しく幸せなペットライフを送っていただくために、「食事」「健康」「日常」の面から、飼い主さんの疑問や悩みを解決する情報を提供していきます。

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1歳~6歳の成犬の飼い主さんへ
2回目:食事管理 「正しい食事で健康な毎日を②」

食物アレルギーって何?

 日常の中で「アレルギー」という言葉を耳にすることがよくありますよね。人間の場合、花粉症やアトピーなどがアレルギーの一種として有名です。では、そもそもアレルギーとは一体どんなものなのでしょう。皆さんご存知のように、動物には外から侵入してくるウイルスや細菌などから体を守る「免疫」という体の防御システムがあります。でも、ときどき外からの異物に対して免疫システムが過剰に反応してしまうことがあります。これを「アレルギー反応」と言い、体に病的な症状が現れてしまいます。
 食物アレルギーとは、食べ物に含まれるある物質(アレルゲン)に対してアレルギー反応を起こしてしまうことで、人間の場合では卵や乳製品によるアレルギーがよく知られています。

ペットにも食物アレルギーってあるの?

犬や猫などのペットにもアレルギーはあるのでしょうか? 答えはYES。ペットにはノミ・ダニ、アトピー性皮膚炎などのほか、食物アレルギーもあるんです。ペットのアレルギーの主なものを下記に挙げますので、覚えておいてくださいね。

<ペットに見られる主なアレルギー>
1.ノミアレルギー
2.ダニ(主にヒゼンダニ)によるアレルギー
3.食物アレルギー(牛肉や乳製品など)
4.アトピー性(ハウスダストや乾燥肌などのほか、精神的要因など原因は多岐にわたる)

 食物アレルギーは、ほかのアレルギーと違って季節性がなく、いつでも反応が起こってしまいます。症状は、原因となる物質が含まれる食物を食べた直後に現れるものや、数日後に発症するものなどさまざま。アレルギーの原因となる食物は、牛肉や豚肉などの肉類や乳製品、小麦、魚などが考えられます。症状としては、顔やお尻まわりなどにかゆみや発疹が出る皮膚炎のほか発熱したりします。また、下痢や嘔吐を併発することもあります。慢性化すると全身に症状が広がってしまうこともあるので、早めに獣医師の先生に相談しましょう。

*以下のようなことが見られるときは食物アレルギーかもしれません。
 早めに獣医師の先生の診察を受けるようにしましょう。
◎季節にかかわらず、かゆがっている
◎ひどいかゆみがあり、掻きむしっている
◎特に、口やお尻のまわり、足元、お腹をかゆがることが多い
◎食欲や飲水量も変わった
◎ウンチが軟らかくなった
◎最近食事を替えたら、かゆがるようになった

食物アレルギーの治療は獣医師の指導のもとで

 食物アレルギーの治療は、獣医師の指導のもとでの長期にわたる食事療法が有効とされています。どのような食事を与えるかというと、主に免疫システムが感知できないほどタンパク質を小さく分解した低アレルギー食による食事管理などを行います。ヒルズのプリスクリプション・ダイエットには、食物アレルギーに対応した「特別療法食」があります。このような治療用のフードは、獣医師による処方が必要となるので、必ず獣医師の先生に相談するようにしましょう。

*食物アレルギーのときの食事管理のポイント
◎消化性が高く、アレルゲンと認識されにくいタンパク質(※1・※2)を含むフードを与える
 ※1:タンパク質をアレルギーの原因にならないくらい小さく分解(加水分解)したもの
 ※2:犬や猫にとって食べたことのない種類のタンパク質
◎タンパク質の種類が少ないフードを与える
◎必須脂肪酸(オメガ3脂肪酸)を多く含むフードを与える

ヒルズのプリスクリプション・ダイエット

☆POINT
◎アレルギーとは、免疫の過剰反応
◎食物アレルギーは、慢性化する前に獣医師の先生に相談しましょう
◎食物アレルギーの治療は獣医師の指導による食事療法で

獣医師からのアドバイス

アレルゲンの特定は、獣医師とともに根気よく

 人間の場合、花粉症のように血液検査でアレルゲンを特定できることも多いのですが、犬の場合は血液検査による特定が難しいのが現状です。犬のアレルゲンを特定するには、考えられる原因素材をひとつひとつ除去しながら、症状が現れるかどうかを確認していきます(減感作試験)。そのため、治療が長期にわたってしまうことも多く、獣医師と二人三脚で根気よく取り組むことが大切となります。
 アレルゲンが特定できたら、たとえわずかであってもその物質が入っている食物をあたえてはいけません。
 食事療法やアレルゲンの特定を目的とした手作り食は、手間やコストの問題だけでなく、栄養バランスが崩れてしまう可能性があるので、必ず獣医師の指導のもとで行うようにしてください。

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2回目 日常 正しい食事で健康な毎日を②
3回目 健康 必ず守りたい動物病院でのマナー
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15回目 健康 なんとなく具合が悪そうなときは
16回目 健康 ワンちゃんの心の病気
17回目 健康 キレイな歯で全身の健康を守ろう①
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19回目 日常 愛犬ともっとコミュニケーション①
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21回目 食事 皮膚と被毛を健康にする食事①
22回目 食事 皮膚と被毛を健康にする食事②
23回目 日常 愛犬とドッグスポーツ
24回目 日常 ペットのための災害避難準備

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