ペットライフ講座

やんちゃで遊びや運動に夢中の毎日だと思ったら、あっという間に7歳に…。
ワンちゃんはまだまだ元気いっぱいかもしれませんが、犬は人間よりもはるかに成長のスピードが早いもの。7歳といえば、そろそろ高齢期と言えます。飼い主さんは、ワンちゃんのさまざまな変化を見逃さないよう、今まで以上によく観察してくださいね。
この講座では、より楽しく幸せなペットライフを送っていただくために、「食事」「健康」「日常」の面から、飼い主さんの疑問や悩みを解決する情報を提供していきます。

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QOL(生活の質)の向上を心がけ、若々しい高齢期を。友達に記事を紹介する

7歳以上の高齢犬の飼い主さんへ
4回目:食事管理 「高齢犬の食事管理②」

体重の変化を見逃さないようにしましょう

 高齢期になると、代謝機能の低下や運動量の減少などのために、若いときよりも1日に必要なエネルギー量が少なくなります。それにもかかわらず、成犬期と同じ食事をとり続けていると、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが崩れて肥満になりやすくなります。肥満は、糖尿病や関節炎など、さまざまな病気の原因になることもあり、寿命の短縮につながってしまう可能性もあります。逆に、食べているのに体重が減ってしまうのは、体に何らかの異常があるのかもしれません。飼い主さんは、ワンちゃんの体重の変化には十分に気をつけるようにしてくださいね。爪切りや耳掃除などで動物病院を訪れた際に、ワンちゃんの体重を測ってもらっても良いでしょう。測った体重を記録しておくと変化が分かりやすいですよ。

高齢期のワンちゃんの食事は、蛋白質とナトリウムを控えめに

 前にもお話ししたように体重過剰や肥満は「万病のもと」でもあり、ワンちゃんの健康にとってとてもリスクの高いもの。「最近太ってきたかな」と感じたら、毎日の食事の内容や量には気をつけ、適正体重を保つようにしましょう。また、ワンちゃんの負担にならない程度の運動も心がけるようにしてくださいね。
 ワンちゃんの体重が減ってきた場合は、腎臓や甲状腺など、体に何らかの異常があるかもしれません。慢性腎不全の場合、腎機能の75%程度が失われてはじめて気がつくといったことがあります。失われた腎機能は再生することがないため、普段からできるだけ腎臓に負担をかけないような食事を与えることが重要です。
 健康診断などによって何らかの異常が認められた場合は、獣医師の先生による治療や家庭での食事療法などが必要になりますが、健康に問題がないとされた場合でも、高齢期のワンちゃんの食事は蛋白質やナトリウムを抑えたものを与えるように心がけてくださいね。

☆POINT
◎エネルギーの過剰は肥満の原因にもなります
◎ワンちゃんの体重を定期的に測りましょう。体重を記録しておくのも良いでしょう
◎高齢期のワンちゃんの食事は、蛋白質やナトリウムを控えめに

獣医師からのアドバイス

蛋白質は、量よりも質が大事

 高齢期の犬にも蛋白質は必要不可欠な栄養素ですが、できるだけ質の高い蛋白質を与えることが重要となります。以下のようなものが「質の高い蛋白質」と言われています。

1.より多くの必須アミノ酸がバランス良く含まれている
2.ほとんど吸収されて、体内に蓄積および利用される

 必須アミノ酸とは、体内で十分に合成されず、食事から摂取する必要のあるアミノ酸のことです(犬の場合10種類)。一般的に、動物性蛋白質は必須アミノ酸をバランス良く含み、消化率も良いとされており、赤身の肉や鶏肉などの肉類や卵に多く含まれています。
 飼い主さんは、愛犬がどのような原材料から蛋白質を摂取しているのかを知るために、ペットフードのパッケージに表示されている内容を確認するようにしましょう。

*次回は、高齢期のワンちゃんの食事についてお話します。
 ぜひ、見にきてくださいね!

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1回目 健康 高齢期に見られるワンちゃんの変化①
2回目 健康 高齢期に見られるワンちゃんの変化②
3回目 食事 高齢犬の食事管理①
4回目 食事 高齢犬の食事管理②
5回目 日常 ワンちゃんの快適な高齢期のために
6回目 日常 ワンちゃんの快適な高齢期のために②
7回目 健康 高齢犬がかかりやすい病気①
8回目 健康 高齢犬がかかりやすい病気②
9回目 健康 犬も認知症になる?
10回目 日常 高齢犬のホーム介護
11回目 日常 ワンちゃんとの"今"を大切に!

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