ペットライフ講座

種類や個体差にもよりますが、ペットの老化は7歳を過ぎるころから始まるといわれています。
子犬・子猫を迎えるときと同様、飼い主さんは最初のうちはペットの老化に戸惑うかもしれません。
とはいえ、正しい知識をもっていれば、ペットの老化を遅らせ、悠々としたシニア期を送らせることができます。この講座では、そのような有益な情報を発信していきます。

グングン・スクスク講座 12ヶ月までの子犬・子猫 情報 キラキラ・ツヤツヤ講座 1歳~6歳までの成犬・成猫 情報 ユウユウ講座 7歳以上の高齢犬・高齢猫 情報

QOL(生活の質)の向上を心がけ、若々しい高齢期を。

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7歳以上の高齢犬オーナーの方へ  7回目 健康「高齢犬がかかりやすい病気」

中・高齢を迎えると病気になる可能性が高くなります

 人間同様、犬も高齢になると病気にかかりやすくなります。ただし、どんな病気でも早期発見・早期治療ができれば、回復する確率も上がりやすいものです。日ごろから愛犬の様子には注意を払い、定期的な健康診断を受けさせましょう。
 犬や猫も中・高齢になるとがん(悪性腫瘍)の発生確率は高くなります。アメリカの研究では、犬や猫の死因のトップにも挙げられており、犬の場合は約2頭に1頭、猫の場合でも約3頭に1頭が、がんで死亡すると報告されています。腫瘍には良性腫瘍と悪性腫瘍がありますが、良性腫瘍は生命を脅かす可能性が低く、基本的に転移はしません。一方の悪性腫瘍は生命を脅かし、転移する可能性が高く、一般にがんと呼ばれます。
 また、腫瘍には性別によって発生しやすいものがあり、オス犬に多く発生する腫瘍には、精巣腫瘍、肛門周囲腺腫、前立腺がんがあります。メス犬特有の腫瘍としては、乳腺腫瘍、子宮や卵巣の腫瘍が挙げられます。これらのがんの多くは、最初の発情の前に去勢・避妊手術を施すことによって予防することが可能です。
 がんに対して最も有効なのは、早期発見・早期治療です。犬の場合は、さまざまなサインがあります。体表にできものやしこりができる、オスの精巣の大きさが左右で異なる、片側の鼻から鼻血がでる、膀胱炎を繰り返す、血便を繰り返す、多飲多尿などが挙げられます。また、普段からカラダにさわったりスキンシップをとっていると、乳腺腫瘍や皮膚腫瘍を早期に発見できることがあります。愛犬に普段と違う様子が見られたら、できるだけ早く病院に行き、精密検査を受けましょう。早期発見ができれば、療法食などによる治療が可能な場合があります。

心臓病や腎臓病も増えてきます

 犬に多い心臓病は、慢性の心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症)と心筋症です。心臓弁膜症とは、心臓の弁に欠陥が生じるために、血液を送り出す能力が落ち、10歳以上の小型犬に多くみられる病気です。大型犬に多い心筋症は、心臓の筋肉が弱くなるために、血液を送り出す能力が落ちてしまいます。
 どちらの病気も、十分な血液量を体内に送り出せなくなるので、結果として体内のほかの組織や臓器に必要な酸素や栄養素が供給されにくくなり、心不全などの重大な病気や腎臓病などほかの臓器不全などに発展してしまいます。

Dr.Hillsからのアドバイス

高齢犬のQOL(生活の質)を向上させるために

 健康を守るためには、毎日の食事管理が大切です。おやつでおなかをいっぱいにしたり、塩分の高い人間用の食事をついつい与えたりすることなく、それぞれの犬に必要な量の総合栄養食を与えることが大切です。食事とおやつのけじめをつけて、愛犬の健康をしっかり管理してあげてください。
 繰り返しますが、高齢になればなるほど、がんや腎臓病などの発生率が高まります。どの病気でも、早期発見すれば治療の効果が上がりやすいものです。高齢になったら年に数回程度の定期的な健康診断を受け、病気の早期発見に努めましょう。

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1回目 健康 老化のはじまり 1
2回目 健康 老化のはじまり 2
3回目 食事 高齢犬の食事管理 1
4回目 食事 高齢犬の食事管理 2
5回目 日常 高齢犬の快適生活 1
6回目 日常 高齢犬の快適生活 2
7回目 健康 高齢犬がかかりやすい病気
8回目 健康 高齢犬のホーム介護
9回目 日常 お別れのとき

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